【不動産用語編】現状有姿とはどういうこと?【家売るくま】BEA|京都山科
2021/09/15
ブログをご覧いただきありがとうございます。不動産の購入を検討されている方で、物件探しの際、資料やインターネットの物件情報、売買契約書のなかに「現状有姿」という言葉を目にすることがあるかと思います。今回はその「現状有姿」とは一体どういうことなのかについて、触れたいと思います。
まず、この言葉は中古物件での不動産取引の際に、使用されることが多く、物件の引き渡し後にトラブルに発展する危険性が高いところです。
◆中古物件における現状有姿とは
経年劣化による建物の傷や汚れ、設備等の不具合が存在していても、売主側で修繕せず、物件状況告知書や付帯設備表により、不動産のあるがままの姿を買主に説明を行い、不動産売買契約時の「ありのままの状態」で引き渡しを行うということ。もし売買契約後、引き渡しまでの間に、不動産の状態に変化が生じた場合は、売主側は契約時の「ありのままの状態」に戻すか、その旨を買主が了承し、引き渡しを行う。
◆確認すべきポイント
・雨漏り、シロアリなどによる木部の腐食等の有無
・エアコン、照明、ウォシュレットなどの付帯設備の有無と故障不具合
・庭木、庭石、物置などの敷地内の設置物の有無
など
以上のように、現状有姿取引は「ありのままの状態」で取引を行うということになりますので、引き渡し後に、契約時の内容と異なるといった理由で買主が売主に対して、物件の修繕を求めたりすることがあります。この時にもう一つ重要な考えとなるのが、「契約不適合責任」というものになりますが、これに関しては次回のブログで簡単に触れたいと思います。
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