【住宅ローン編】建築確認日が重要⁉ラット35の特徴④【家売るくま】BEA|京都山科
2021/08/26
ブログをご覧いただきありがとうございます。今回は、前回に続きフラット35の特徴その④として中古物件の場合の技術基準について、触れたいと思います。
フラット35は、民間金融機関と住宅金融支援機構の提携による最長35年の長期固定金利住宅ローンです。金利変動がないため、長期にわたる返済計画がたてやすくなります。通常の住宅ローンで必要となる保証料は不要、繰上返済手数料も無料です。フラット35では、住宅金融支援機構独自の技術基準を定めて物件検査を実施しているため、品質に対する安心感もあります。
※ここで注意しなければならないことは、いざ物件が決まっても住宅金融支援機構が定める技術基準をクリアした物件でないと住宅ローン審査自体の受付ができません。
以下では、その技術基準のうち中古物件について、まとめたいと思います。
◆中古一戸建て(①)の場合
・接道 :一般の道に2m以上接している
・住宅の床面積 :70㎡以上
・住宅の規格 :2つ以上の居住室(家具等で仕切れる場合でも可)がある、台所(炊事室)、便所と浴室が設置されている
・戸建型式など :木造住宅の場合、一戸建てまたは連続建てに限る
・住宅構造 :耐火構造、準耐火構造(②)または耐久性基準(③)に適合
・住宅の耐震性 :建築確認日が昭和56年(1981)年6月1日以後(④)であること
建築確認日が昭和56年(1981年)5月31日以前の場合は、耐震評価基準などに適合していること
・劣化状況 :土台、床組等に腐朽や蟻害がないことなど
①一戸建て住宅とは連続建て住宅及び重ね建て住宅を含む
②準耐火構造には省令準耐火構造を含む
③耐久性基準とは基礎の高さ、床下換気孔等に関する基準
④建築確認日が確認できない場合、新築年月日
(表示登記における新築時期)は昭和58年(1983年)4月1日以後となる
中古一戸建て住宅の場合は築年数が気になると思いますが、重要なのは住宅の「耐震性」です。築年数が古い住宅でも建築確認日が1981年6月1日以降なら対象になります。もしくはそれ以前の住宅でも、「新耐震基準」に適合していれば利用できる可能性があります。
◆中古マンション(①)の場合
・接道 :一般の道に2m以上接している
・住宅の床面積:30㎡以上(②)
・住宅の規格 :2つ以上の居住室(家具等で仕切れる場合でも可)がある、台所(炊事室)、便所と浴室が設置されている
・住宅構造 :耐火構造、準耐火構造(③)または耐久性基準(④)に適合
・住宅の耐震性 :建築確認日が昭和56年(1981)年6月1日以後(④)であること
建築確認日が昭和56年(1981年)5月31日以前の場合は、耐震評価基準などに適合していること
・劣化状況 :外壁、柱等に鉄筋の露出がないことなど
・管理規約 :管理規約が定められていること
・長期修繕計画 :計画期間20年以上
①マンションとは地上3階以上の共同建ての住宅を指す
②建物の登記事項証明書による確認においては、28.31㎡以上あればOK
③準耐火構造には省令準耐火構造を含む
④耐久性基準とは基礎の高さ、床下換気孔等に関する基準
中古マンションの場合も築年数より重要なのは、住宅の「耐震性」です。建築確認日が1981年6月1日以降で「新耐震基準」に適合しているマンションであれば、多少古くてもフラット35を利用できる可能性があります。
新築の場合と同様、マンションの場合は戸建てとは技術基準が異なり、マンションの管理規約など維持管理に関する基準が設けられています。また、戸建ての基準とは広さの面でも違いがあるので、注意が必要です。
フラット35とは住宅ローン商品でその最大の特徴は借入れの全期間が固定金利という点ですが、住宅の技術基準も満たす必要があります。その他にも借入れの条件やメリット・デメリットをふまえて、住宅ローンを選ぶことが大切です。(※制度内容も変わる可能性もございますので、二重確認という意味でも住宅金融支援機構のHPや工務店・建築士さんにもご確認の上、物件探しをされることをおすすめいたします)
【家売るくま】BEA(ベア)では、オーナー様の様々な諸事情により、資産整理のため売却することになった土地・戸建・マンション等の不動産の仲介を行っております。ライフスタイルや家族構成、希望の場所、予算、不動産と向き合うことになった人生のタイミングなど、お客様ごとにその環境は変わります。だからこそ【家売るくま】BEAは、まずお客様を知ることを大切にしています。京都市山科区の【家売るくま】BEAでは、不動産仲介業者として、数多くの物件を見てきた経験からお客様の良きアドバイザーとして素敵なお家探しを精一杯サポートいたしますので、是非一度お気軽にお問い合わせください。